2019年4月1日(月)

水牛だより

花は咲いても、寒い寒い。

「水牛のように」を2019年4月1日号に更新しました。
初登場のイリナ・グリゴレさんはルーマニアで生まれ、なにかに導かれるように日本へ来てしまった文化人類学の研究者です。はじめて会ったのは数年前、田中泯さんの公演のときでした。誰に紹介されたわけでもないのに、話しはじめ、それがとてもおもしろかったので、書いてもらわなくてはと思いました。私の隣に「図書」の編集者がいて、彼が「図書」での連載を即決してくれたのは、偶然とはいえ、すばらしい始まりだったと思います。おそらくイリナさんが日本(語)の読者に向けて書いたはじめてのまとまったものだと思い、図書の許可を得て、ここに転載していきます。日本語でないと書けないことがある、とイリナさんは言います。日本語よ、うれしいね。

コートはまだ脱げません。しかしそれもあと一週間くらいでしょう。いったんコートがいらなくなると、すぐに暑く感じるのは例年のこと。あとひと月後は夏かもしれませんね。

それではまた!(八巻美恵)