深夜便

仲宗根浩

七月に入り、沖縄は十日おきに本島、先島、本島と交互に台風が来ると思ったら、台風になりそこなった低気圧。台風ごとにだんだんと暑くなってくる、と思ったら北海道と沖縄以外のほとんどがもっと暑くなっている。でもこっちは最低気温27度以下になることは無い。その後にえげつない曲がり方をした台風が災害地を通る。

七月四日、静かな日。その翌日も静かだった。合衆国は連休にしたのだろうか。空は何も飛ばない。

ある日、お願いメールが来る。添付されたテキストは歴代の沢井忠夫、沢井一恵両先生の歴代内弟子リスト。リストは2010年まで。送り主は七代目の内弟子栗林秀明氏こと栗さん。この後の情報収集を頼まれた。わたしに箏の手ほどきしてくれた方であり、大学でも先輩、いいっすよ、と軽く引き受ける。最初にテキストファイルを表計算ソフトに取り込んで少し体裁を整える。そのファイルを添付し返送。お互い拡張子が同じフリーウェアのソフトを使っていることがわかり、こちらが収集したものを情報を逐一送り、リストはどんどんヴァージョンアップしver.3.3で一旦作業終了。八月一日にいま海外にいる歴代内弟子さん含め集まる、という会があるのでそれを経て不明なところ、修正しなくてはいけないところを整理することになった。

それもこれも、最初8.1集会の話は昨年シドニーから誘いの話があったが、その頃は所定休以外の曜日に休みなど取れない状況でお断りしていたのだが、ここ数ヶ月微妙に休みが動かせる労働環境が整ったため流れで参加することになり、であれば最新版を、となったため。

参加するとなれば八月の沖縄便は高い! 羽田に行くのはそうでもないが、帰りの沖縄に行く便が安くない。なれば羽田に行く便の最安値を探すと8,690円というものがある。空席あり。那覇発午前は3時35分、羽田着は5時55分。夏場だけ運航している深夜便。即予約し購入。往復26,180円というシーズン真っ只中で中々の値段に抑えられた。

仕事を終え豪雨の中、23時過ぎに帰宅したあとシャワー。身支度をし深夜、車で那覇空港へと向かう。