2012年2月1日

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石井ゆかりさんのきょうの星占いによれば、私の星座は「人から受けとるものも、人に与えるものも多い日」ということで、水牛の更新の日にはピタリなお言葉でした。こういうとき、妙にうれしくて、大人気ないのです。

「水牛のように」を2012年2月号に更新しました。
高橋美礼さんはここには初登場ですが、水牛レーベルのCDのデザインでおなじみです。映画をそこに出てくるモノから読み解く楽しみが続きそうです。どんな映画も記録であり、その映画に関わった人たちの意図したものはもちろんですが、それを越えて記録されてしまったものがたくさんあります。そういったちいさなモノに焦点をあてると映画の見方が変わることもあります。ご本人のイラストがあるのは璃葉さんとおなじ。
大野さんが杉山さんの指揮を見ていたり、若松さんが先月紹介した本を四釜さんが手にとっていたり、ヒバリさんの原稿がスラチャイの暮らすタイから届いたり。こうした交わりは「絆」とはまったく違う関係性だと思います。

3月11日の午後はスタジオイワトに集まりましょう。藤井貞和さんの「東歌篇--異なる声 独吟千句」(2011年 反抗社出版)を藤井さんを交えて読みます。「ツイッターはわれわれの記憶の底へおりて、今年という三月を、そしてそれ以後を、深い悲しみとともに記録しました。私はそれを定型という装置で試みようとしています。」とあとがきにあります。A4の用紙11枚の表裏にプリントされて右端をホチキスで止められ、それを二つ折にしただけの「異なる声」千句をいろんな声にのせてみたい。詳細はまた来月にお知らせしますが、予定しておいてください。

●港大尋さんからのお知らせ
「音楽と声 破片のひびき」
2012年2月7日(火)19時〜 神戸・三宮のギャラリー島田
港大尋(ピアノ、ジャンベほか)
季村敏夫(ポエトリー・リーディング)
東京の情報に偏る傾向がありますが、このサイトを訪れてくださるのは東京の人ばかりではありません。神戸に近ければ、ぜひ!

それではまた!(八巻美恵)