コザ、深夜の飲み屋街の散歩道

仲宗根浩

十月に受けた健康診断の結果が届く。おう、中性脂肪が十数年振りに正常値になっている。γ-GDPの数値、異常値ではあるがここ数年で一番いい。他は相変わらずの、逆流性食道炎、慢性胃炎、胆のうに2ミリのポリープとここ十年ぐらい変化なし。血液検査の結果で調子こいた。肌寒い夜、酒をロックであおり、あさがたまでYoutubeにアップされている色々なロック・ギタリストの動画見たら翌朝見事に風邪。休み明け、鼻水たらしながら五日間、お仕事はなんとか乗り切り、休みに入ると身体は使いものにならずひたすら寝るだけ。朝は寒いが、日中は少し暑くなるので何を着ればいいのやら。それでも夜な夜な飲みにいく。

仕事終わり、帰宅。テレビでフィギアスケートの映像。使っている音楽、聴き覚えがある。ゲイリー・ムーア?「パリの散歩道」?ネットでその大会のサイトのぞくと選手が使用する曲の記載があった。「パリの散歩道」をバックに演技した十七歳の選手は一位。フィギュアスケートでは珍しい、七十年代のベタなロックの選曲。

深夜のゲート通り、外出禁止のため店の明かりはなく人もいない。地元の飲み屋街、歩くと自分よりすこし年上のおねえさん方のお誘いがかかるのとは対照的。

予約しておいたLed Zepplin、2007年の再結成のDVD、深夜眠りながらも三、四日かかかり見終わる。ボーナスのリハ映像のテイク、いくつか本番の演奏より出来がいい。ジミー・ペイジが使用しているギターはギブソンのみ。大人の事情だろうか。