昨日と一昨日の寒さにはおどろきました。気温はそう低くなくても、夏日を経験したあとでは寒さの感じが冬よりも強く、季節感が少しずつ失われていっているような気がします。もうすぐ梅雨!
「水牛のように」を2025年6月1日号に更新しました。
先月お休みだった人たちが戻ってきてくれました。斎藤真理子さんの「編み狂う」は一年振りです。輪編みを発見したときにはわたしもおどろきました。一段編んだら、編んだものをひっくりかえし、編み棒を取り替えて編み続けるという平編みとはなにか次元が違う楽しさがあるのですが、それでワンピースを編んでしまう斎藤さんも次元が違う。連載はまだまだ続くのです。
「アフリカを続けて」を読んでいたら、「大岡信さんの『あなたに語る日本文学史』を読んでいたら、」という一節に出合って、ちょうど同じ本を読んでいたところだったのでおどろきました。新刊というわけでもないのに、こういう偶然もあるのですね。
お知らせをいくつか以下に。
「アパート日記」の吉良幸子さんはどんな人? と思っているなら「暮しの手帖」第五世紀36号を見てください。「公子さんのいわと寄席」に同居する平野公子さんとのすてきなツーショットが載っています。
イリナ・グリゴレさんの『みえないもの』(柏書房)の刊行を記念してのトークがあります。イリナさんのトークのお相手はアサノタカオさん。ふたりとも水牛の人ですよ。
7月5日(土)18:30~20:10 ポルベニールブックストア(Porvenir Bookstore)
会場参加とオンライン配信もあります。
「むもーままめ」の工藤あかねさんによる「街なかトーク」高雅にして破滅的なフランス音楽
7月31日(木)18:30 神奈川県立音楽堂 ホワイエ
「高雅」と「破滅」をキーワードに、フランスの音楽作品についてお話しします。大革命を含む文化的背景なども交えながら、きれいなだけでは終わらないフランス音楽の魅力に迫りたいと思います。とのこと。
それではまた来月に!(八巻美恵)