翠瀑97――白馬、泣け

藤井貞和

けなげ、波に、
水爆は哀しきか 哀し。
聞きし名か 書きし名か、
白馬、椅子に身投げ、泣け。            (回文詩)

(マララさん襲撃の報は、私もさすがに、パキスタンの子供たちのまねをして、一晩、ろうそくの火を燃やしました。英国へ運ばれたとの報です。)