早く夏終われ

仲宗根浩

休みなのでいつものようにおやつの時間から飲む。外は台風が少し近くなったので風が強い。

六月から週四日、朝から昼過ぎまで別の仕事を始め、そこが七月繁忙期に入り休日出勤二回ばかり。そしたらあっと言う間に月末。がんばれをやたら煽るオリンピックが始まってもそんなに興味なく、働くおじさんに徹する。

聴けずにたまっていた一週間分のポッドキャストをまとめて聴く。兄が送ってくれた立川談志のDVD二十枚くらいは九月にならないとゆっくりと見る暇がないので、見たいというものにすぐ貸した。買ったばかりの最新リマスター、モノラル・ヴァージョン初CD化(こういう言葉についついのっかってしまう)のビーチ・ボーイズの初期三枚も封も開けぬまま。五月に来たシカゴの日本でのライヴ盤に収録されている「A Hit By Varese」という曲を聴いて、ヴァレーズのCDがあることを思い出し引っ張り出したたままでそころらへんに置きっぱなし、昔の「音楽芸術」にヴァレーズについて記事と年譜があったことを思い出し、本棚にあったものを引っ張り出したままこれも置きっぱなし。

最近、やたら家の上を飛ぶいろんな飛行機。もう少しするとあのオスプレイも加わるのか。じぶんちの上を飛ぶことがわかると、あちこちでみんな騒ぎはじめる。

近所の立ち飲み屋でビールを飲んでいると、町ぐるみの演劇フェスティバルがいつの間にか始まっているのを知る。だらだらと家で、早く涼しくなってくれ、と思いながら寝っころがっていたら眠ってしまい、起きたら夕飯をみんな食べ終わってた。