二月、セミが鳴く

仲宗根浩

二月の終わり、最高気温二十五度。帰るため仕事場の駐車場に向かう途中、セミが一匹鳴いていた。長く地中にいたのに耐え切れなくなったのか。

旧正月の午後、実家の仏壇にご挨拶。その後、仕事に行く途中広島カープの沢村賞投手、前田健太がランニングしているところに遭遇。後ろから追うテレビカメラ。暑い旧正月、半袖で仕事をする。こっちの桜は満開。

一月の末にあったお嬢様の学芸会で、携帯電話のカメラ使えないことに気付く。年末は使えていたのに。いろいろやってもだめ。後日、職場に携帯電話ショップで働いていたひとがいたので色々対処法を教えてくれたがそれでもだめ。内部も見て一言「修理ですね。でも水没や部品の折れがないから無料ですよ。」と言ってくれた。休みの日にショップに行き修理となり代替機を渡された。渡された機種は同じメーカーだが大きさも微妙に違う。数日戸惑う。千五百円くらいしか携帯にお金を使っていないから頻繁に手にしてるわけじゃないけど。一週間したら修理から戻ったが、設定は一からやり直す。設定まではバックアップしてくれないことを初めて知った。

次はパソコン。壊れたマック用の外付けのマルチドライブがほったらかされている。DVDを認識しなくなったデスクトップにこれを入れてみよう、と試みる。まず外付けのドライブを分解して配線を確認したら簡単に入れ替えできることがわかると、夜中にごちゃごちゃと作業する。ちゃんと動く。これでDVD-RAMも使えるようになった。八年くらい前に買ったマシンなのでいまだハードディスクは40GBのまま。これをSATAのドライブが搭載可能か調べる。搭載可能であっても起動ディスクとして使えるかどうか。BIOSの設定をいろいろ見るとちゃんとあった。これで安いSATAのハードディスクを使える。今どきのものは一世代前の規格だと値段が高くなっている。デジタルの世界は頻繁に新しい媒体にデータを移していないと、何かあったときに使えなくなる。DATがいい例だ。ノートパソコンなぞやめてスマートフォンにキーボードの方が楽じゃないか。小金持ちになったらそうしてやる。

二月のもうひとつの仏壇行事、旧の一月十六日。今年は仕事に行く前に三ヶ所まわる。昔の話をしたり親や兄弟の近況を聞いたり聞かれたり。あの世の正月も無事済んだ。

しかしかなりに惰眠を貪った一ヶ月だった。やらなくていけないことはあるけど怠け者はなるべく寸前まで動かない。どうしても睡魔には勝てない。少しだけあれこれ計画を頭の中でたてて、今年初めて扇風機、スイッチ・オン。近所の通りは黄色いいっぺーの花が咲き始めた。