また、はしりがき

仲宗根浩

暑いんだか寒いんだか、わからないまま来年のカレンダーが来るがまだまだ年末の感じは全然無く、目先のことでいっぱいいっぱい。それも言い訳でなるべく動かないようつとめる根が怠惰の塊。仕事場の改装で五日の休みができた。最初のはなしだと立会いとかで出勤予定だったがその必要がなくなった。急な五連休、基本はいつものように家にこもる予定をたてる。

パソコンのOSのアップグレード、躊躇する。タブレットのOSをアップしたら一呼吸遅くなった。Windowsも無償でアップグレードできるが、それで使えなくなるソフトもあるので新しいものを購入したときでいいだろうと。

芸能番組で地唄舞を見る。舞うのは四世井上八千代。曲は「竹生島」で、その中の船頭をあらわした足の動きがゆっくりにしたジェイムス・ブラウンのステップのようだった。まだ東京にいる頃、仕事で琵琶湖沿いを車で北上したとき「竹生島」が見えた。どこのホールに行く途中で琵琶湖を北上してまわらなくちゃいけない、というのと着いてぷらぷら歩いていると鑑賞用の鯉のコンクリート製の生簀がけっこうあったというのは覚えている。

「文句ばかりを言い続ける人間やメディアがいることが問題」と辺野古移設について書いてあるものをネットで読んだ。これが外から見れば多数の意見なのかもしれない。反対すれば「沖縄サヨク」と括って済むのだから楽でうらやましい。楽なほうへ楽なほうへといくことで考えることやめる。楽したいけどそこにあるからこっちは楽できない。