正月、実家にお年賀、仕事があるので先に帰り、家まで10分ほど人もいない、車も走らない。シャッター商店街の今の風景と子供の頃の通りの正月の風景が重なる。
緊急着陸、不時着、予防着陸と続く中、「What’s going on ?」と県の偉い方が米軍の方に電話で問うた、と。昨年末、マーヴィン・ゲイの「What’s going on ?」映像を見ていたので、こういうふうに使いのかと学ぶ。1971年と2018年でも「What’s going on ?」という問いは時と場所に関わらず変わらない。映像は以前も見たことあるものであったが、モータウン、ファンク・ブラザースのジェームス・ジェマーソンの人差し指一本で弾く姿をあらためて見て、数々セッションのベースラインが人差し指一本で奏でられたことを再確認する。
「おきなわ」というとこに住んでいて、新聞、ラジオやらネットニュースなど目にしたりすると暗澹たる気持ちになる。地元紙と産経新聞がディスりあうし、これが現状かと思ってそこから逃避をする中、役所がテレビが騒音でちゃんと聴こえないだろうとやっていたNHKの受信料半額をやめてこれからは防音工事に注力していく新聞の記事を見て、防音工事が本当に防音か、木造瓦屋根の家に防音工事をしても意味ないし、建物自体が防音構造になっていないと本来の防音とほど遠いのになんなんだろう。防音工事という名目で特定メーカーのエアコン、換気システム設置したって意味ないし、プロペラの哨戒機が飛んだらテレビの画面にノイズが入ったり、真っ黒になったりするのでテレビはだんだん見なくなり、ラジオばかり聴くようになる。こっちに戻って二十年過ぎて、ドルを使い、車が左ハンドルだった記憶を持っている人がまわりからだんだん少なくなっていることに気がつく。日本ではなかったときの記憶。