年末に風邪をひいて寝込んでしまい、なんとか大晦日に体を起こしてあまり回らない頭で書きました…。本年もよろしくお願いいたします。
2025年は巳年ということで、インドネシア語で「巳年」を検索してみたらちょっと面白い発見をした。インドネシアも2000年以来中国文化が解禁されているから、この時期、雑誌や新聞には干支の話が掲載されるようになっている(その辺の事情は前の巳年である2013年1月号「ジャワと干支、巳年にむけて」に書いた)。ところが、6,7本記事をざっと見たけれど、巳年に金運アップとか、巳年生まれは金運に恵まれるという説明はどこにもない。ということは、中国では巳年と金運は特に結びついていなかったのだろうか。日本で生まれた意味付けなのだろうか…。それからインドネシアでは単に巳年であるというのではなく乙巳(きのとみ)年(きのと=木の陰の巳年)であると必ず説明されていて、その乙巳年の運勢が書かれていることにも驚く。もともと60年で1周する暦だからその方が正しいのだけれど、日本では一般的には十二支の方だけしか注目されないなあとあらためて認識することになった。