炎天下の昼下がり、道をいく人はみな風呂あがりのような顔をしている。町ぜんたいが風呂場のような、あるいはそれ以上の気温と湿度なのだから、しかたのないことですね。
「水牛のように」を2012年8月号に更新しました。
暑さにもかかわらず、今月は長い原稿が多いような気がします。ゆっくりと読んでください。「終わる日の前夜」はいろんなことがらにあると思います。たいていは何かが終わっても明日はやってくる。でも原発によって「終わる日」はすべての終わりを意味するものです。10年近くかかるかもしれない企画について話していて、それまでにその企画にかかわる自分たち全員がいなくなることは当然あるにしても、東京だってそのころにはないかもしれないね、と思わず顔を見合わせたのはきのうのことでした。
さて、杉山洋一さんから彼の指揮するコンサートのお知らせです。
●サントリー芸術財団 サマーフェスティバル 2012
<MUSIC TODAY 21>
《フランコ・ドナトーニ 〜 生誕85年記念》
2012年8月22日(水)19:00開演サントリーホール
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):
イン・カウダ(行きはよいよい帰りは怖い)II(1993-1994)
イン・カウダ(行きはよいよい帰りは怖い)III(1996)
エサ(イン・カウダV)(2000)
プロム(1999)
ブルーノのための二重性(1974-1975)
(全曲日本初演)
指揮:杉山洋一 東京フィルハーモニー交響楽団
S席=4,000円 A席=3,000円 B席=2,000円
【お問合せ】東京コンサーツ TEL03(3226)9755 FAX 03(3226)9882
また笹久保伸さんのライブもいくつか予定されています。サイトから確認してください。
http://shin-sasakubo.com/
7月のはじめに青空文庫のオフ会がありました。青空文庫で知り合い、この水牛に原稿を書いてもらっている人が何人かいるので、オフ会のために上京した人と翌日、ちいさなちいさな水牛の集まりを持ちました。午後のティータイムをいっしょにということでしたが、結局は西方面に行く深夜バスの出発間際まで食べたり飲んだりしながらしゃべったのでした。人と会うのはいいです。
さあ、更新がおわったら、ゴーヤサワーだ!
それでは、また!(八巻美恵)