2013年がすでに半分過ぎ去ってしまったなんて、という声が、信じたくない気持ちを言外に含んで、たくさん聞こえてきます。ことしの折り返し点のようなきょうの東京は、梅雨の合間の薄く晴れた日。まだ猛暑ではないけれど、しかしそれがまぎれもなくすぐそこまで来ていることを感じさせてくれます。八月は猛暑という予報ですから、ひと月後は暑さにあえいでいるのかもしれません。。。
「水牛のように」を2013年7月号に更新しました。
藤井貞和が問う、という特集のある「現代詩手帖」7月号の巻末に、藤井さんが療養中とあるので、心配していましたが、水牛のための原稿には4月から社会復帰していると書いてあって、一安心です。『水素よ、――炉心露出の詩』も楽しみです。ご本人がいうように、「社会評論ではなし、詩論ではなし、哲学・思想、ちょっとちがう。」という、〜ではない感は藤井さんの言葉にいつもあると思います。ない、が、ある。
管啓次郎さんの試みも楽しい。太宰治の「佐渡」は青空文庫で読めますから、元のテキストとの違いをぜひとも楽しんでください。
杉山洋一さんからコンサートおよび指揮ワークショップのお知らせです。
●吉村七重プロデュース 邦楽展 vol.25
2013年7月9日(火)19時開演 すみだトリフォニー小ホール 一般:3,000円学生:2,000円(全席自由)
曲目
杉山洋一:バガテルⅢ見えるもの見えぬもの 〜二面の二十絃箏のための〜(委嘱初演) 二十絃箏/吉川由里子・坂本ゆり子
佐藤聰明:二十絃箏曲 神招琴(1989) 二十絃箏/下田れい子
西村朗:琉璃琴 〜独奏二十絃箏のための〜(1999) 二十絃箏/田村法子
ほか
●東京現音計画関連企画
第1回 杉山洋一による指揮ワークショップ〜初級
詳しい募集要項はこちらから
2013年7月10日(水)17日(水)09:00-
Blue-T(ブルーティー) 東京都渋谷区笹塚1-61-8
対象:作曲家、演奏家、歌手の皆さんで、指揮に興味があったり、耳の訓練をしたい方。年齢、経験、プロ/アマを問いません。全く指揮の経験のない方、歓迎!
指揮導入、基礎テクニックのワークショップです。毎回、1時間半のテクニック講習と、2台ピアノ、2人のピアニストによる4時間の集団レッスンを行います。
基本的に初心者を中心としますが、指揮経験者の方には60分の個人レッスンも可能です(集団レッスンと共に受けることを条件とします)。
課題曲
初心者:下記から希望曲をお選びください。
・シューマン《子供の情景》全曲より3曲(7、11、13のうちのどれかを必ず含めること)。
・バルトーク《ミクロコスモス》より103、115、120、122、126、129、133、138から3曲。
・2回受講の場合、上記の課題に加えてシューベルト《未完成・第一楽章》を含める。
申込〆切:2013年7月5日(金)
申込、問い合わせは東京現音計画事務局(ナヤ・コレクティブ内)
電話・FAX 03-3921-4309(電話は平日の11:00〜17:00)
メール:nayac@mc.point.ne.jp
サウダージ・ブックス小豆島事務所では編集アシスタントのインターンを募集中です。本づくりの現場を体験できるチャンス!
大野晋さんがウイスキーを発見しているように、私も南大東島産のCOR CORというラム酒を発見しました。香り高いこのCOR CORのモヒートは最高です。日暮れどきの一杯で猛暑を乗り切れそうな気がしますが、仕事はすすみそうにありません。。。
それではまた!(八巻美恵)