光にあふれたきのうの午後はコートを脱いで手に持っている人をたくさん見ました。半袖のTシャツで歩いている人ともすれ違いました。あたたかくなるのを待っているけれど、こう極端なのは少し暴力的。そしてきょうは一転してどんよりと冬そのもののような午後です。明日は雪の予報も出ていて、これも暴力的。
「水牛のように」を2014年3月号に更新しました。
犬狼詩集が帰ってきました。忙しい管さんはいつどのようにして詩を書いているのでしょう。いつかそんなことも訊いてみたいと思います。
大学を卒業してすぐに小さな出版社に勤めました。ちょうど首都高3号線の工事が盛大におこなわれているころで、渋谷までのバスはほとんど毎日のように渋滞に巻き込まれ、渋谷に着くのは始業時間がとっくに過ぎていることのほうが多いのでした。不思議に予定の通りに到着することもあったので、交通事情は自分の与り知らないものだと思い、渋滞のことは考えずに時間を計算して家を出ることにしました。渋谷に着いて、始業時間が過ぎていれば電話を一本いれ「渋滞でいま渋谷です」と報告します。いろいろと縛りのきつい会社でしたが、この遅刻だけは一度も咎められたことがありませんでした。「へろへろOL時代」を読みながら思い出しました。
さて、出かける時間が来てしまいました。
また来月に!(八巻美恵)