五月のうちに季節はどんどん進み、まるでもう真夏のような東京です。暦よりも実際の季節のほうが早くめぐってくるようになったのでしょうか。しかし梅雨はいつもの時期にやってくるようですから、単に長い夏であるということなのかもしれません。セーターから一気に半袖シャツになったので、長袖シャツの出番がほとんどないという変則な初夏の日々です。
「水牛のように」を2015年6月号に更新しました。
小泉英政さんの循環農場の野菜を月に一度届けてもらっています。届いた段ボールを開けると、野菜のくるまれた新聞紙の上に、一枚か二枚のビラが入っています。野菜の水分でしっとりとなっています。かならず入っている一枚は「今日の野菜」というタイトル(?)で、その日の野菜の名前や食べかたなどが記されています。もう一枚は「循環だより」で、ほとんどの場合、小泉英政さんが書いています。手書きのコピーですが、以前もそれをテキストに打ち直して水牛に掲載したことがありました。「長い道のり」が始まったのは2月でした。2回くらいで終わるのかと思っていたのですが、まだ連載中です。裁判問題は解決の方向に向かって、ある日の夕方、ぼんやり首都圏ニュースを見ていたら、小泉さんと奥さんの美代さんの記者会見の映像が出て、ビックリ。
こうした問題はきちんとフォローするつもりでいましたが、思っていたよりも長くなりそうなので(すでに4回分あります)、あまり古くならないうちに掲載をスタートすることにしました。
大野晋さんが触れている「青空文庫を救え!「Code for 青空文庫」アイデアソン #1 」は5月30日一日を使って開催されました。若い技術者たちがたくさん集まって、「2018年の青空文庫」がどうなっているべきかというテーマで話し合い、そのために自分たちの技術を提供する。当日の様子は鷹野凌さんの報告があります。
http://www.wildhawkfield.com/2015/05/save-the-aozora-library.html
私は午前中だけ参加しましたが、たくさんの若い人たちが青空文庫に興味を持ってくれている様子を見て、まず安堵感につつまれました。もちろんこれから後のことを考えれば、そう簡単に事が運ぶわけではないにしても、スタートがすばらしかったことは忘れないでいようと思いました。みなさん、ありがとう!
それではまた!(八巻美恵)