2015年12月1日(火)

  • 投稿日:
  • by

晴れた日には、濃いめにいれたお茶をたっぷり満たした湯のみを持って、南に面したガラズ戸の前に立ち、太陽から来る暖かな輻射熱をあびて、ぬくぬくしながらお茶を飲みます。まったく自分だけの、ほんのひとときの幸福とはこのようにささやかなものです。

「水牛のように」を2015年12月号に更新しました。
ほとんどの原稿は昨日から今日にかけての時間にメールで届きます。メールボックスを開いて、そこに原稿が添付されているメールがひしめき合っているのを見るのもやはり幸福なひとときです。そしてそれは自分だけのものではありません。2015年のおしまいの更新のときですから、あらためて原稿を送ってくださる書き手のみなさん(今月は載っていない人を含めて)と読んでくださるみなさんに、心から感謝します。

いまは数が重要な要素であり、ウエブでもSNSでもどれだけの人が訪れたり読んでいたりするのかわかるようになっています。訪問者を増やすことに努力をするのは必須と考えられているようですが、水牛にはカウンターを置いていませんし、それを密かに調べることもしていません。ちいさなNO! ほんとうは数に関係なく続けていけるのがネットのいいところだと思います。そして必要な人は探しだしてくれるものだという楽観に支えられて、続けていきます。

それではまた来年!(八巻美恵)