少しだけあけてあるカーテンのすき間から、陽ざしが入りこんでくるきょうのような朝は、一日の始まりを前を向いて受けとめることができます。自分だけに通用する基準ではあるにしても、とりあえずは前向き、です。起き上がってパソコンの電源をいれ、目の前にたちあらわれるきょうの私の星座は「まとめあげる、みたいな日」とあって、そうだ、水牛の更新の日だものね。まとめあげよう。
「水牛のように」を
2015年11月号に更新しました。
今月から時里二郎さんをお迎えします。神戸でのコンサートでお会いしたときに約束したのですが、実際にはじめて原稿を受け取るときはとてもうれしいものです。時里さんにはたくさんの詩集がありますが、ブログも魅力的。さきほど訪ねてみたら、梨木香歩『水辺にて』について書かれていたので、うれしくなりました。
最近、大久保ゆうさんの原稿が載りませんね、と言われました。大久保さんは青空文庫の具体的な「顔」的存在として、マスコミなどの取材を一手に引き受けています。折しもTPPの大筋合意がなされて、青空文庫に対して多くの取材の申し込みがあり、大変な日々です。しかもこれはボランティア活動ですから、正業は別にあることを考えると、しばらくは水牛の原稿まで手が回らなそう。でも必ずまた戻ってくるはずです。
マスコミからの取材の申し込みのメールを読むと、青空文庫がどのようなものであるのかほとんど知らないままの人がいるのには驚きます。知らないことはしかたがないとしても、取材するのなら、事前に青空文庫のサイトくらいは読んでほしいとごくふつうに思うわけですが、そういう願いはあまり通じないもののようですね。
それではまた!(八巻美恵)