サダリ・フジイック
イフムケ・カムイ・ユカラ
私のかわいい赤ちゃん!
何がお前に魅入ったというのか
横座に行き 手をつき よもや私は
ぐっすりと眠ろうと思わぬ 二人して
いまはミイラ化する屍より
ふたたび起きあがるのはユカラ
鬼の母と週刊誌は語る
(手がうごいてメモを取りながら、朝起きて出所のわからなくなることがある。前回に書いた「世相」と、明らかにモチーフの連続がある。私の作品ではないはず。9月8〜13日、エストニア国タリンで、「日本文学から立ち上げる批評理論」会議と、ラウリ・キツニックがエストニア語訳『あかちゃんの復しゅう』を前日までに完成させて、それの朗読会と。これも赤ちゃんつながり――)