ゆくはさびし 山河も虹もひといろに
思想の詩終わる六月 きみがゆく
水売りの声も届かぬ幽境へ
炎天に苦しむこともないだろう
五七五 終わるかきみの初夏に
幽明のさかい越えゆく 涼しきや
衰うることなき燃ゆる五七五
壊滅を見届ける 清水昶(あきら)ゆく
(清水=夏の季語。昶(あきら)さんは晩年、俳句ひとすじでした。相伴します。)
ゆくはさびし 山河も虹もひといろに
思想の詩終わる六月 きみがゆく
水売りの声も届かぬ幽境へ
炎天に苦しむこともないだろう
五七五 終わるかきみの初夏に
幽明のさかい越えゆく 涼しきや
衰うることなき燃ゆる五七五
壊滅を見届ける 清水昶(あきら)ゆく
(清水=夏の季語。昶(あきら)さんは晩年、俳句ひとすじでした。相伴します。)