目的なしの連想的歩行 (3)

前に表現クラブがやがやと港大尋とのコラボCDを制作しました。「がやがやのうた」(水牛レーベル)です。あれから随分立ちますが、少しの中断の後、ずっとメンバーとしてみんなと月に1度くらい遊んでいました。最近、新しい友だちもできました(けんちゃんと接着兄弟の一人やましん)。みんなで芝居をつくったり、歌を作ったり踊ったり、絵を書いたり、いろいろです。障害をもつ人だけでなく、ダンサー山田珠美(たまちゃん)、作曲家の鶴見幸代(つるみん)や飯田宏さん、即興からめ〜る団などいろいろな人たちが出入り自由な広場としてあります。

そんながやがやですが、がやがやとはなんだろうかと最近考える機会がありました。簡単にいうなら、小島希里(きり)という人間性そのものだと気が付きました。きりさんはいつだってがやがやあわてふためき、てんやわんやです。でもいろんなものを拾い上げてくれる人です。メンバーのなんでもないことばや動作を、「それおもしろいね」と拾い上げて別のものと結びつけます。人は人を呼ぶのでしょう。ダンサーのたまちゃんも同じタイプの人です。からめ〜る団も名前の通り何にでも絡め〜る人たちなのです。ガラクタみたいな動きやことばをいくつも拾い上げて、身体に移したり、音に移したり...。変なものが二つ三つと飛び跳ねて結びついて出来上がったものは、やっぱり変なものですが、なんだかおもしろい。その中心には必ずきりさんがいるのです。妙に形を整えて辻褄を合わせたものではなく、不定形なへんてこはおもしろい。これは「不変の真理」、ではありません。でも、へんてこならではの整合性があるのです。それがきっときりさんなのでしょうね。そう思うのです。

実はきり=がやがやのライヴがあります。たまちゃん、飯田さん、からめ〜る団、私(がやがやメンバーによるへんてこバンド不毛地帯:ぱつ、あさみ、やましん、みけ)も参加します。つるみんは不明ですが、不毛地帯作曲・つるみん編曲・作詞のゆる〜い新曲もやります。しかし全体の内容はよくわかりません。芝居、ダンス、音楽によるへんてこな何かとしかいえません。通常、3つが合わさるとオペラと呼ばれます。作品の複数形がオペラですから、いろいろな作品が合わさっているという意味でオペラでしょうか...。ただ観ていただいた後で「あれはいったい何だったの?」といわれても答えようがありません。全体はぐにゅぐにゅ流動的です。筋書きはありますが、「きちんと決めなくてもね」と総監督のきりさん。だから決まった時間にはじまり、終わるとも明言できません(約1時間です)。きっとがやがやするはずです。なにせへんてこなのですから。ライヴは3月4日、3時から光が丘区民センター六階和室、入場料300円。おこしやす。