会議を終えた帰り、通り道の丸の内の丸善にふらりと立ち寄った。
お目当はいつものように、4階の松丸本舗。本のセレクトショップよろしく様々な書籍が興味のリンクに沿って棚に陳列されている。ある意味、雑然と並ぶ書棚を物色していると一般的な書店にはない宝探し感を味わうことができる。本来、書店の棚はそのような店員や店主の匂いがしていたものだが、データ化と計画配本が書店の個性を無くしたのだなあなどと、つい最近、わくわくしない書店について考察していて気付いた。
まあ、面白味のない書棚といえば、青空文庫の書棚も似たようなものだ。著者名や書籍名によった索引が並ぶだけだから、新しい知に出会うために探検する楽しみはない。だから、ランキングを見ていても似たような名前が毎月並ぶことになる。
ところがときどき、そんなアクセスランキングに異変が起きることがある。それはドラマや映画などで原作として取り上げられた時だ。ふと、ここまで考えて面白いことを考えた。お勧めの青空文庫の書籍を提示するリーダーを作ったらどうだろう? 探検する楽しみや新しい著者と出会う機会を作ってくれるアプリだ。なかなか、面白いと思うのだがいかがでしょうか。
ちなみに、松丸本舗で、エンデのモモの特装版とモモとはてしない物語の文庫版、エリック&ジマーマンの「ルールズ・オブ・プレイ上」を購入。その他に3階で、多様性の植物学(全3巻)と大量の買い物をして帰ったのでした。