太陽の墓

西の方から夜がやってきます

鳥たちは円い茂みに隠れ、石のようにうごかない
寒々しい風を受け入れる船、追い出す鋼の扉
黒い線が夕陽をなぞっていった

占い師は星の下を歩き、歌い手は鍵盤の上を彷徨う
何処かで強大な影が動めいている 

煤けた花たちの視線は狭い路地の向こう側
そちらには悪魔の街しかないのです
月は海底へ
太陽は思い出の墓へ
逃げる先は闇の環海

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