くそ詩、オクロみたいな天然原子炉になること、
水の下で、35トンのウラン235や、
セシウム137や、きみのメルトダウンを、
冷却しなさい。 阿武隈の山塊は、
みずから汚染水になりながら――
くいとめていられる? なかまたちへ、
身をもって、
訴えているつもりなのだろうよ、
きょう。 すこし若者たちの想像力が伸びた、
でも遅かったよ、くそ詩――
(おやすみ、くそ詩。活断層、がんばってるね。汚染水しっかりよ、応援する。メルトダウンによる、数十トンの放射性物質を、必死に冷却している、阿武隈山塊の地下水が、みずから汚染水になって、再臨界をくいとめている。全国のなかまたちは、いくらなんでも稼働しにくいから、きみは身をもって、訴えているつもりなのだろうさ。)