姪が沖縄の大学受験する、というので空港まで迎えに行き、一旦実家にもどり下見に連れて行く。風がビュービュー吹く中で試験会場の校舎を確認したあとこの学校にあるモニュメントを見る。米軍のヘリが墜落した現場。もう十年近く前のこと。モニュメントに残されている燃えたアカギの木とその当時あった校舎とバスも通る道との距離の近さに驚いた。やっぱり現場を見ないとわからない。姪はその大学に合格し三月に大学の近くに住むところをさがすことになった。うるさいだろうなあ、オスプレイ。
レコードコレクターズを購入したのは何年ぶりだろう、と思って本棚を見ると2003年10月号マーヴィン・ゲイ特集。大瀧詠一の追悼号だけど本人のインタビューや文章がないのでおもしろくない。やはり本人の文章、ラジオに出演している音源がいちばんおもしろい。Youtubeで三十年以上前にオンエアされたものから近年のものまでどんどんアップされている。いつ削除されるかわからないので見つけたらすぐ音声や動画を変換してダウンロードの日々。
次にドラムマガジン。これも最後に購入したのが2003年7月号ジョン・ボーナム特集。青山純をリズムが正確なジョン・ボーナムと言う人もいる。ドラムマガジンは専門誌なのでプレイの採譜、使用しているドラムセットの説明及び写真、本人のインタビューが再掲載されていたりと、至れり尽くせりだが、かしぶち哲郎については特集は組まれることなく記事が掲載されていた。やはりムーンライダーズを含めてでないと語ることができないのだろう。活動休止を宣言した後、メンバーのひとりがいなくなったバンドはもう活動することは無いのだろうか。ザ・バンドやリトル・フィートは主要なメンバーがいなくても活動を再開した。
いつの間にかテレビはオリンピックばかりになった。地上波はここまでするのか。レギュラーのプログラムが悉く見ることができないし、テレビではメダルの話題ばかりで辟易していたところ、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」のCDが品切れのニュースで笑う。次はジェフ・ベックの「悲しみの恋人達」などと期待してもありえないか。編曲されたものではクィーンやニルヴァーナが使われていたが、ここは是非オリジナルで、ギターのインストものを。シャドウズなんか使うとサンダーバード世代であればイギリスで大うけするだろうなあ、とおもいつつガキの卒業式を迎える。こういうのに出席するの何年ぶりだろうか。