荘司和子 訳
若者なんだからこころが騒ぐ
創作したくてうずうずする
考えたこと 読んだこと
等しく知識になった
歳とってないよな
誰かと同じだ
長く遠い道のりを後ろに曲がると
ダムが溢れるみたいに
ものがたりが押し寄せる
こころの中に繰り返す音が
歌になって
みんなに聴いてもらう
どうしたってこうしたって
こころがまだわくわくする
夢みた空の果てがきっと見える
いのちが尽きない限り
これからだって
歌を創るパワーがあるさ
こころはまだ若者だから
みずみずしい
何を見ても美しくて鮮やか
あの娘の微笑みに目が覚め
こころはざわめき
紅い炎が燃え上がる
アルバム『きみの名前の本』より