グロッソラリー ―ない ので ある―(19)

 「1月1日:『まだその時は三郎が下戸だなんて誰も知らなかったもんだから、ビールやら日本酒やら焼酎やら、どんどん飲ませた。そしたらどんどん顔が青くなっていった。飲ませた側も異変にばたばたしだして、やれ吐かせろだのやれ救急車だの、そりゃあもう大騒ぎだ。肝心の三郎はといえば、しばらくは壁にもたれてじっと座ってた』」。

_|  ̄|○、;'.・ オェェェェェ

 蚊が苦手である。好きな人はそうはおるまい。複数人でいても真っ先に刺される。その蚊がカーソルの上に止まった。なかなかどいてくれない。たたけずつまめずそのままにしていた。人間、何にでも親近感を抱くものである。ひと時をともにしただけで刺されることを許した。断わっておくが、その日その時その瞬間の蚊には、である。

(∩´∀`@)⊃ よろしくぅ〜

 連想ゲーム:鼻毛、茶柱、音符、音楽理論、素人理論グラフ理論ラベリング理論文化葛藤理論電弱統一理論力の大統一理論カオス理論究極理論アノミー理論プロスペクト理論期待効用理論ドリフト理論符号理論公平理論批判理論論理階型理論特殊相対性理論暗号理論比較優位の理論スカラー・テンソル理論超重力理論ゲーム理論心の理論。

≡>┼○ もういやー

 しかしなんで飲んじまうかなあ。酒は飲んでも飲まれるな、か。いいこと言うね、先人は。わしにとって先人とは、おやじしかいない。おやじも言われてたなあ。酒は飲んでも飲まれるな、とな。おやじにとって先人とは、わしのじいさんしかいない。じいさんも言われてたなあ。酒は飲んでも飲まれるな、とな。じいさんにとって先人......。

≡≡>┼○ もういやいやー

 炭酸水、ガム、コーヒー、天敵にして同志。どれもアルコール依存症の名残りで、どれもアルコールをやめた人が良き友とするものらしい。炭酸水は喉に刺激を与え、ガムは口寂しさを埋め合わせ、コーヒーはその両方の役割を兼ねている。どの病気でも、治ったりその途上にある患者のケアは実におろそか。複合的な病気にでもなりそうだ。

バリアー (((\( ̄一 ̄)/)))

 地球から意味のないものを取り除いたら、金柑頭みたいになる。

タダィマ((´‐公‐`))考ぇ中

 「1月1日:『そのままでいるのかと思ったら、急に『オロロロロロロロ』と滝のように吐きだした。そこら中は大変なことになってたけど、全部戻してリセットすれば、またしらふになると楽観視してたから、吐くに任せてた節はある。まあ戻している最中に止めることなんかできやしないけどな。で、三郎のやつ、急に吐くのをやめた』」。

(_ _|||)おえ ...

 けっさけっさで きでを見る
 急転直下の 割りもせて
 えんたらえんたり 師でらいら
 矢ずらえんずら こもだちに
 白木まちれの だきうんな

ヾ(-_- )ゞ...ア ヨイヨイ!

██の████は███████████████ら█████████████████████████████
███████████████い██████████████████████████████つ██████
█████████████████████ぱ█████████████い████に████████████
さ█████████く█████████は█████████な█████████████████████

ヽ(●´3`)ノ゛ルンルン♪

人の不幸は蜜の味。みんな自分以外の人間が、なるべく早く不幸になるのを待ち望んでいる。小さな不幸には嘲笑を浴びせ、心に響かない不運には苦笑を捧げる。だが、死に関しては、死に方が無残であると特に、笑いを失う。それどころか自分に落ち度がなかったか、責めの有無を慌てて確認する。前掲の文句は常態用のものだとやっとわかる。

(p_;)ヾ(´∀`)

 まあなんちゅうかあれだな。あれ? ちょっとお茶を入れてくる。あちち。あち。あよっこらしょっと。まああれだ。たかだかお茶を入れるにもこんなに難儀するようじゃ、わしも正真正銘に老いたということじゃな。ま、わしのことをいろいろと笑う連中もいるんじゃろうけど、年老いたのは事実なんじゃから今更じたばたしても仕方がない。

Oo。。( ̄¬ ̄*)ぽあぁん

 さて。ズッキーニを食べてからプッチーニを聴くか、プッチーニを聴いてからズッキーニを食べるか、ズッキーニを食べながらプッチーニを聴くか、プッチーニを聴きながらズッキーニを食べるか、ズッキーニを食べずにプッチーニを聴くか、プッチーニを聴かずにズッキーニを食べるか、ズッキーニも食べずにプッチーニも聴かずにいるか。

_机_┗┐(-c_,-。)y-~ ふぅ

 食事をすると眠くなる。退屈だと眠くなる。疲れていると眠くなる。何かにつけ、死への練習ともいうべき睡眠へいざなおうとする力が作動する。夜の眠りでは飽き足らず、惰眠の底に落とそうとは。人間の創造主は何を意図している、いたのだろうか。あるいは人類の曲解か。眠りこそが生の中心であり、日中の営みは付属に過ぎないという......。

( -_- ).。oOOグウグウ・・・( ゜゜;) ハッ!

 「1月1日:『そこからの三郎はすごかった。戻すのをぴたっとやめて、急に真顔になって垂直にぴーんと立ち上がったかと思いきや、あ、その前に、三郎おじさんは親戚の間じゃあ生真面目一辺倒で知られてたんだ。俺の弟とは思えないくらいにな。言葉づかいや態度もきっちりしていて、まあいわゆる堅物に近いところがあったなあ』」。

(-@∀@)マジメデス

 国民に関係する事柄を国民に決めさせないというのが、この国の政治屋のやり方じゃ。料亭でひそひそ、大臣宅でこそこそ、派閥の長の家でぶつぶつ。こんなやり方は全体主義と変わらんね。だいたい議会制民主主義なんか合ってなかったんだよ。単一民族国家と言ってもいい国、馴れ合いや談合で決まるなんて事前に読めたろうになあったく。

ひそひそ...(/・0)三c(¨*)c(¨*)フムフム...

 難しいことを考えるのが、なぜ難しいのかを考えてみる。でも肝心の難しいことを例として挙げられない。なぜなら難しいことを考えるのが難しいからだ。神の存在証明と非存在証明とか。難しいことがわからないままなのだろうか。だとしたら議論すらできやしない。ゴールドバッハの予想とかも。もう一度ひらがなの練習からやり直そう。

Φ...(・ω・ )かきかき