ナイトセッションライブ

笠井瑞丈

2025年『ナイトセッションライブ』という企画を立て、隔月奇数月に私と数名のゲストダンサーを呼んで、第九全楽章を踊るというイベントを開催しました。以前『ナイトセッション』という企画をやったことはあるのですが、その時はゲストダンサーとデュオという形式でやりましたが、今回は私含め4名から6名の編成で6回、毎回違う指揮者の音源で行いました。当初は毎回違う作品を作って行おうと思ったのですが、まずは第一回目の一月を終えて、セッションハウススタッフと話し合った結果、全部の回を第九でやるのが面白いのではとなり、6回第九をやることに決定しました。私は今まで第九は何度か踊っているので、なんとなく私にとっては身近な曲ではありますが、ほとんどの人は第四楽章の歓喜の歌は知ってはいても、第一楽章、第二楽章、第三楽章はそんなに親しみがないのではと思います。そんな中基本即興ではありますが、音楽構成だけはかなり細かく私が作り、進行表を毎回出演者に渡し、数回のリハサールで本番に臨みましたので、共演者の皆んなには大変苦労をかけてしまったかと思います。同じ音楽でも指揮者が違えば聞こえてくる音も違うし、もちろんテンポも変わって来ます、そしてダンサーも変われば、毎回同じ音楽でも、違った景色がそこに現れてくる。そしてダンサーの出演依頼も毎回、自分の中でのテーマに沿ってお願いしました。構成に関しては、やはり最初にやった1月が一つの指標になりました。それを軸に毎回すこし変化を加え6回行った感じになります。今回はまた一つテーマとして、気軽にダンスを観てもらいたいと言うところから、ワンドリンク付きにして、アルコールも含め、飲みながら観てもらうスタイルにしてみました。そして第三楽章では毎回必ずビール販売を行う構成にしたのは、うまくいったのではないかと思っています。これはずっとやりたかったbarとダンスを同時にやるみたいな発想。ある種それが恒例みたいにになったので、観に来るお客様にも、すこしリラクッスして観てもらえてなのではないかと思います。あと公演中の写真撮影、動画撮影もOKにして、それをSNSにアップすることもオッケーにしました。そうする事によりすこしでも宣伝効果に繋がればいいなと思いそのようにしました。同じ音楽でとにかく6回行うと言うのは、私にとっては新しい挑戦でもあったし、毎回少し構成を変え、ダンサーと数回のリハをするのはとても刺激的でした。やる毎に音楽をもっともっと深く聞けるようににもなり、第九は聞けば聴くほど新しい発見を与えてくれる曲だと本当に思いました。