一昨日の雨に洗われて、きょうの東京はきらきらとした光のあふれる朝でした。眠っているあいだに届いたメールをチェックして、さあ、水牛の更新だ、と考えているところに揺れがやってきて、長い時間それが続きました。これはどこかで大きな地震がおきているとわかる揺れでした。そして午後は一点にわかにかき曇って雨がふり、夜になると激しい雷雨で、竜巻注意報まで出ました。
「水牛のように」を2021年5月1日号に更新しました。
コロナ禍と地震禍に苛まれていても、生きている日々は続いていきます。ひどい時代に生きているのだとしても、疫病や災害がすべてというわけではありません。ふと訪れる静謐な時間もあります。そんな時間に水牛を読んでもらえたらうれしいけれど、踊ったり、製本したり、本を読んだり、詩作したり、思索したり、山菜の天ぷらをつくったり、ちゃんばらしたり、ぼんやりしたりするのもいいですね。
それでは、来月も更新できますように!(八巻美恵)