エビと七匹の小雨

芦川和樹

それから谷底で割れた胡桃の奥に、奥の襖の、ふすまの、破れたぶぶんに耳をあてると、アイスクリームが冷えた手で耳朶を引く。いいですね、この先にうつくしいシュリンプが降ります。午前 発泡、帯になっていく。手綱を、たづなを、左の耳朶に結びます。エビをつかまえて、離さないように。怒っているときはたてがみを梳かすこと。交通

金目鯛をいただきます金
          目
          鯛
    視無を掟  をもらう。目
   す   や  玉をよく光ら
  る    則  せて、ひどい
    視無 法  話に抗うとき
   す   の  の盆。防御の盆
  る    事        を
  こ    物    雨小  か
  と    はで国両の  すざ
  が
  容易で、目を半分閉じれば
  なんだかよくわからない妖
  精やトナカイが見えた。そのなかに虎
  (カーネーションかな)     を
                 希
                望
    エ の匹七。ビエ るす
  ビ
   。
    蟹。うたた寝している食
    事をしている仕事玉手箱
    に煙を補充するエビ。猿
    、キジ。が足された。床

床にはあたらしい傾向、蛍光経口の傘が
開かれてエビを跳ね返す。傘を持つ小雨
は知らないうちに知らない歌を口ずさむ
耳朶はその歌を知っている。し、つい。
歌ってしまう。小雨には聞こえなかった
エビ
は聞いた、たてがみをくねくね
うごかしてあれ怒ってるんじゃないやばい
櫛(妖精たち、カーネーションどもが)
 (くしを貸してくれる)
節、ふし。節じゃないけど脚が引き攣って
引き続き。困るね ジャックがいいました
次の角で勝負しよ、今後