十二月

仲宗根浩

県の中学校総合文化祭というのにうちのお嬢さんが三線の大合奏に出演する、というので朝、六時に起床、七時に出発し八時に集合場所まで車で送ると三十分くらい早く着く。適当に時間をつぶし開演しょっぱなの出番前までに会場の席につくとすぐ睡魔に襲われるがなんとか我慢し三曲を聴きながら写真を何枚か撮るが、画像はウォーリーを探せ状態で制服の微妙な違いでやっとわかる程度。演奏が終わり解散のとき、弁当代として現金支給があとあとあるという。中一でギャラ、すげぇ。
帰りの車の中でホームルームでやった今のテストの成績と内申でどの高校に合格できるか進路に関することをやった話をいろいろ聞く。今は内申もポイント制になっているらしい。例えば生徒会長なら何点、外部のなんらかのコンクールで賞を取れば何点などなど。帰りに昼ごはんはお嬢さんが行きたい、というお店の沖縄そばをふたりで食べる。

仕事終わり帰宅、シャワーを浴びたあとだらだらテレビを見ているとオスプレイ着水のニュース。最初は津堅島沖、そのあと伊計島、浜比嘉島沖と情報が変わり、結果名護の東海岸沖だった。翌日のテレビは墜落、不時着、着水とさまざま。まあ派手に壊れたことには変わりない。十一月に佐賀で配備したいオスプレイを実際に一機飛ばしてみてどれくらいの騒音か等々試験飛行をやったニュースを見たが通常訓練で一機だけなはずはなく二機飛ばせよ、と思った。佐賀は北に原発、南にオスプレイ。使う部隊が佐世保にあるのであれば長崎空港でも距離的にはそんなに変わらないが、なんで佐賀なんだろう。
横田基地には空軍のオスプレイCV-22が配備される。それを使う部隊は沖縄の嘉手納基地。どこで訓練するのだろう。特殊部隊なので事故率は輸送機のMV-22に比べて断然高い。

和解したあと、訴えられ裁判で負けると、ずっと前に使っていた「シュクシュクと」というより強力なアイテムを「サイバンショ」からもらうと「ホウチコッカ」という武器を手に入れる。これを連発するだろう。「ホウチコッカ」といっても「ホウリツ」がポンコツだったらどうしようもない。「和解の力」は同等では無くどちらかが優位に立つことだと。