煙と砂埃璃葉 穴だらけの部屋 光の中に煙と砂埃が泳ぐ 草のような模様は暗い時間に巻き付いて 秒針は進んだり退いたりを繰り返している 不規則に、細かく チチ チ リ チ 音は抜け落ちたり 鳴り続けたりしながら 夢の奥底に線を引いていく 目を開けば誰も覚えていない