オモシロクロン──翠の虱(25)

藤井貞和

オシクモロン
いや、オクシモロンのニシワキは、
声以後(古英語)を、
象(ぞう)に見せかけて。

想像と、象(ぞう)徴とを
悲惨と、飛散とで、
はさんでいる笑う宝石である。

噴水もまた、
飛散する。 困ったな。
新倉に訊け。
あれも、これも、それも。
白、黒、オモシロクロ評論。

(あれも これも それも。 沖縄の人はね、琉球新報と、沖縄タイムスと、どちらを読んでるのですか、と訊かれると、朝日新聞も読んでるんです、と答える〈高良勉〉。 佐久間〈鼎〉が、「こ」「そ」「あ」「ど」を美しいと言ったのは、ヒヤランヅ゛ェアをどうしようとしたんだろう。)