110あおみどり、オールー――新年

藤井貞和

あおみどり    疲れ
おばー  その舟の叫び
せんねんの松  枯れて
亀が歌する   こころ
みどりばは    灰に
鶴や どこに舞いおさめ
ゆくえ    しらすな
しらすなや  ながてを
しゅんかに しずむ歌者
うちすてられて さんし
んの火器 こえのなぎさ

(「おすれいぷって、おぼえちゃって、ははは、のーにいんぷっとしたらば、わらっちゃうよな」。「おすぷれいでしょ。おすのぷれい。おぷすれい、なんていうひともいたさあ。ははは、おぼえらんない」。「ひょうてきの、むらさきの、ちょうじょうに、つるがまいかたをつとめる。かめがうたすれば、オールーの松、さかるうれしゃ」。新年、ことしもよろしくおねがいします。)