喜びの詩

笠井瑞丈

八月笠井家公演第三弾を行う

私が構成・演出・振付となっているが
基本みんなで作って私が編集をする

これまでに二作やってきた
2020年『世界の終わりに四つの矢を放つ』
2021年『霧の彼方』

そして今作三作目
2022年『喜びの詩』
三部作の最後の作品になる

2020年コロナという
未知のウィルスにより
世の中の状況が180度
ひっくり返ってしまった

人と人との距離が変わり
舞台芸術のあり方が変わり
様々なものが新しい形式に変わった

色々なものが失われれ
変化していく時代の中

不変的であるカラダ
そして
ダンスを提示したい

そんな僅かなことだけど
でも続けていればいつか

今作ではずっと挑戦しようと思っていた
バッハの平均律とベートーヴェン第九第四楽章

バッハの平均律は去年と同様
島岡多恵子さんにピアノを弾いてもらう

ベートーヴェン第九第四楽章
フルトヴェングラー指揮音源を使用

第一作はモーツァルトのレクイエム(前半部)
ベートーヴェンのテンペスト

第二作はモーツァルトのレクイエム(後半部)
モンポウとバッハのシャコンヌ

平均律の中で特に好きなプレリュード12番を
笠井叡さんに新作フォルムを書き下ろしてもらい

これを四人で踊る

霧は晴れ
光に向かって