私には二人の兄がいます
長男は写真家
次男はオイリュトミスト
三男私はダンスをやってます
三人集まってお酒なんかを飲み交わす
よく喧嘩に発展することもありますが
そんなに悪い兄弟関係ではありません
次男とはエレキギターを弾くという共通の趣味もあり
そして家も近いとういうこともあり
二人でたまにジャムセッションをしたりもします
彼は日本の高校を卒表してから
ドイツのオイリュトミーシューレに行き
オイリュトミーを学んで日本に帰国しました
今は学校でオイリュトミーを教えています
そして彼の奥さんというのは私がダンスを始めた頃からの古い友人で
私は彼より先に奥さんとは知り合いでした
まさかその後結婚するとは当時思ってもいなかったので
人と人の出会いは不思議なものだ
彼の奥さんはもともとはダンスをしていて
自分のグループも持って活動していました
その後オイリュトミーの勉強も始め
今はダンスそしてオイリュトミー
二つの分野で活動をしています
そして私の奥さんもダンスをしています
そして彼女もオイリュトミーを学び
二つの分野で活動をしています
こんなに身近に舞台活動をしている人が
三人もいるとはこもまた不思議なものだ
そして父も舞台を生業としているので
父を含めると一家五人が舞台人です
父とは仕事をする事はありますが
兄夫婦とは今まで一度もありません
こんなに近くいるのに共に作品作りをした事は一度もありません
作品を作ろうと思うには
二つのきっかけがあります
一つは誰かに依頼されて作品を作り始める場合
一つは自発的に自分から作品を作ろうと決意する場合です
どちらの場合も嬉しい事です
でも
二つの性質には違いがあります
外から始まりを作ること
中から始まりを作ろこと
私は何か新しいダンス作品を自発的に作ろうと思うきっかけは
街でばったり昔の友人に会った時に得る感覚と同じようなもので
この感覚が生まれた時に新しい作品を作ろうと決意します
この感覚はとても私は好きです
この時にダンスをする喜びを感じます
何かが頭の中で泡のように膨らんでいき
作品を作ろうと思う瞬間に出会うのです
これは長い眠りから覚めるのと同じで
時に数年眠り続けることもあります
新しい目覚め
2020年7月31日金曜日
2020年8月7日金曜日
『世界の終わりに四つ矢を放つ』
神楽坂セッションハウス
構成 演出/笠井瑞丈
出演 振付/笠井瑞丈 笠井禮示 上村なおか 浅見裕子 笠井叡
新しい作品を発表します
どうぞよろしくお願いします