誰もいない街をクルマで走る
かつてはヒトが住んでいた街
停止したまま
時だけながれ
色だけがとられ
舗装されてない
凸凹の道を
すれ違う工事車両
綺麗に美しく
敷地一面に
黒いフクロが
置かれている
そこにも
ひとつの生活があった
ひとつの時間があった
生まれるもの
消えてくもの
サクで囲われている道路
雑草に囲われている看板
誰もいないレストラン
誰もいないコンビニ
誰もいないホテル
誰もいない道路
誰もいない街
誰もいない
誰も
空だけは青く
どこまでも
続いてる
そんな世界
残された
地球の生活