東京は良いお天気つづきです。
あけましておめでとうございます。
ことしも水牛をどうぞよろしくお願いします。
「水牛のように」を2019年1月1日号に更新しました。
元旦からPCにへばりついて更新作業をするのもどうかと思いますが、1月だけがいわば特殊な日ですし、毎月1日に更新というのは自分が決めたことなので、なんとか変えずに毎年やってきました。原稿を書く人は大晦日や元旦ですから、こちらのほうが大変なはずなので、とりわけ今月は誰にも催促はしませんでした。でもこの通り、長いのや短いのや、いろとりどりの原稿が届いて、おもわずニンマリな初春です。みなさん、ありがとう。
トップページに、著作権の保護期間延長に反対します、というバナーが貼ってありますが、先年末の12月30日、改正著作権法が施行され、著作権の保護期間は従来の死後50年から死後70年へと延長されました。したがって2019年1月1日にパブリック・ドメインに加わる作家はいないわけです。そしてそれがこの先20年続きます。青空文庫では「20年先の種を蒔く――真実は時の娘」と題する「そらもよう」の記事とともにこの日を迎えました。ぜひ読んでみてください。
https://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html
バナーはこのまましばらく置いておきます。
最近は更新がないままですが、水牛の本棚という地味なコーナーがあります。ここで藤本和子さんの『塩を食う女たち』を公開してきました。それがひとつのきっかけともなって、30年以上ぶりに岩波現代文庫で新しく出版されたのはとてもうれしい出来事でした。『塩を食う女たち』は「生きのびることの意味」からはじまります。これは、真実は時の娘、というのと同じ意味ですね。
それではまた!(八巻美恵)