あけましておめでとうございます。
ことしも水牛をどうぞよろしく!
東京は明るく晴れて、冬の日らしい寒さの元旦です。
「水牛のように」を2020年1月1日号に更新しました。
ことしはねずみの年。「ネズミのいる生活」は富岡三智さんだけでなく、わたしもたくさん経験しています。少し前までは東京でもネズミはふつうに家に住み着いていました。物置の隅や屋根裏に住んでいる彼らは夜になって人間が寝静まると、人間の居住区域に出てきて、食べ物をあさるのでした。朝になって、固形石鹸を齧ったあとを見つけたときには、石鹸を食べたらおなかのなかが泡だらけになるのに、と子供ごころに心配になったものです。屋根裏を忙しそうに走る足音も、そういうものとして、こわいとも思わない暮らしでした。
一年が暮れていき、新しい年を迎える時期には、過ぎた一年をふりかえって、いろんなできごとがあったと少し感慨にふけってみたりしますが、日々というものはすきまなくつながって単純に過ぎてゆくものだと思い直します。スヌーピー曰く「だれにでも未解決の問題はあるもんだよ!}
それではまた!(八巻美恵)