むもーままめ(27)スパークリングワインの開け方、の巻

工藤あかね

先月もおしゃべりしたいことが山盛りにあったのに、今年の2月は28日までしかなく、1日が24時間しかないせいで「むもーままめ」をおやすみしてしまいました。今月もよろしくお願いいたします。

さて、何を話しましょうかね…と。桜が早く咲いた今日この頃、都内のお花見の名所という名所は人でごった返しています。たしかにお酒のひとつも飲みたい季節ですよね。我が家は安くて美味しいワインを探すのが好きなのですが、今日もお安いスパークリングワインを開けながらふと思いました。

みなさん、スパークリングワインの簡単な開け方をご存知なのでしょうか?「スパークリングワインの栓を開けるのが怖い」とか、「なかなか開かなくて嫌だ」とか、さまざまな意見を聞くのですが、このライフハックを知ったらバンバン栓を開けたくなりますよ(飲み過ぎ注意♡)。

1:まず、スパークリングワインはちゃんと冷やしましょう。ぬるいスパークリングワインほどイケていないものはありません。できれば「呑むぞ!」と決めた日の2日くらい前から冷蔵庫に入れましょう。そう、祭りには気合いと心構えが必要なのです。

2:ワインセラーやお酒用の冷蔵庫を持っていない人は、スパークリングワインを冷蔵庫に入れたら、扉を乱暴に開け閉めするのをやめましょう。扉のポケットに入れたならなおさらです。おいしくお酒をのもうと思ったら、こうした心配りを惜しんではいけません。

3:おつまみを用意しましょう。赤ワインと比べて、合う食べ物の守備範囲が広いお酒です。お肉やお魚、野菜はもちろん、酒盗とクリームチーズを合わせたり、スモークサーモンで一杯やったりするのもいいですねぇ。お寿司にも合わせられます。あっそうだ、塩辛でスパークリングワインを合わせた時はちょっと生臭みがでちゃったかな。それが好きな方は止めませんので、どうぞトライしてください。

4:お酒を直前まで冷やすために、グラスは先に用意しましょう。ワインクーラーがあれば、氷を入れて準備しましょう。たとえワンコインで買ったスパークリングワインだったとしても、VIPをお招きするかのような心構えが大切です。

5:ここからが抜栓のしかたです。スパークリングワインの栓を開けるのを怖がっている人、もう大丈夫ですよ。怖い思いをせずに、簡単にスパークリングワインを開けられるようになりますからね。

スパークリングワインをそっと冷蔵庫から取り出します。「イエーイ!!ドンペリ、ドンペリ~~!!!」などと言って歌いながら仲間にコールをせがんだり、調子に乗って瓶を振ったりしないように。落ち着いて丁寧に取り扱ってください。お酒は神の雫ですからね。安定した台などに置いたら、ナフキンなどの布をボトルの頭からふわっとかぶせ、布の下から手を入れて留め金をゆっくりゆるめます。ゆるめるだけで外しませんよ。ここ、みんな意外に知らない大事なポイントです。コルクだけ引くのは、握力のない人には結構大変ですからね。留め金付きでひねれば、強い力をかけなくても開きます。

留め金の上にナフキンをかぶせたまま、コルクをねじります。右、左、右、左、と引きながら回せばラクに栓が抜けます。
はい、栓が抜けました。グラスにはゆっくり注ぐこと。泡が多いのでドバーツとそそぐと、大抵あふれて大惨事になります。

みなさま、節度を守っておいしいワインタイムをEnjoy!!!してくださいね。