芦川和樹

蹴って少しずつ運ぶほかないね
「岬」色鉛筆で描き加えた声が聞こえる
海までかなりあるよ
でも丈夫だから、蹴って運べるよ
傷んだところは取り替える?

傷んでないよ、枝だよ
じゃあいこう
角膜つるつるのランドセルしょった角膜が
蹴る。「岬」が滑る
「鉄塔」ちょうどブレーキになって
止まる

「曲がった鉄塔」だった
乾いた砂を、小石とかも、つれていく
蹴るとは(半袖だとやや寒いなむだぐち)
大がかりな移動だった
         たら
海          ーん
 水
  がじゃれあう、尻もちついて笑う。ハ
、ンバーガーを買う。買わないか。口を開
けた魚(?)の腹に錨をおろす。歯にぶつ
けないでねひびくから。もちはもち屋が▢

  ない人に
 係    、
関      人なんていないのだった
▢      今月はいるかも。人に、
       ちょっと黙れ「門」から
       入れ、嘘をつくな。飾っ
                 て
ちょっと黙れ「もち屋をよぶ」   あ
                っ
     せ返を「岬」実い青 た
底が
青い実。林檎から水がしたた、り
何枚もの雲を割る、ふやけてしまうのだ
岬と「岬」のわだかまりがなくなる

▢関係ない、麩菓子たち。人なんていない、関係ない人なんていない「門にて」「門てけっこう好きだな」林檎を売る麩菓子たち。お山の麓で、ふもとで。どこでも。めんどうなことだらけ、よふけ。蹴って少しずつ運ぶほかない。