四月の日焼け

仲宗根浩

新年度、四月に入ると毎年の行事「清明祭」シーミーの季節になる。墓の前で親族集まり重箱料理やご馳走、お菓子をお供えするのだが今年の日曜日はほとんど雨だったが最後の日曜日はまあ見事に晴れて、車に十数年くらい眠っていたビーチパラソルを出して陰をつくったが布製のパラソルは紫外線を見事に通してくれて頭部、腕は見事に焼ける。焼けた箇所の火照りは翌日もおさまらず横になっても落ち着くことはなく。

この日焼けの数日前の夜は激しい胸焼けに襲われ眠れず、これも毎年経過観察と健康診断で言われる逆流性食道炎のきついやつが何年かぶりで来る。二月に奥さんの持病悪化で病院生活、父子家庭だったため次はこっちにまわってきたかと覚悟していたが二、三日朝一食の食事で済ませ通常稼動の状態になんとか戻す。

二月のごたごたが終わり、三月に入ると奥さんは職場復帰し、税金の計算すると職業婦人は扶養から外れ税金を多く支払うことになり、はぁ〜、と思ったら四月は自動車税の催促。自動車税払い、車検の時に重量税払い、古い車に乗っていると自動車税は高くなり、大事に大切に長く乗っていることを良しとしない車関係の税制。

四月に前倒しで横田基地にオスプレイ配備のニュース、テレビでは反対する人々。横田のオスプレイのCVは特殊部隊用でその部隊は嘉手納にあり実際の訓練はどこでやるのとなると関東、長野、新潟方面までとあるが輸送機で沖縄にあるオスプレイと違い、特殊部隊の訓練はほとんど沖縄でやるんでしょ、というのがなんとなく見えてくるような。こっちに住んでいると米軍装備についていつの間にかほんの少しだけ詳しくなってしまう不思議さの中、夜の涼しさを感じる気持ちが良い季節、ずっとこの季節であればいいのに。