小サナ火ガ坂ノアタリデ泣イテイル。 アレハ妹ダ、
ト友人ハ 言ッタ。 電話ノムコウデ、
友人ハ ソウ言ッテ、ヒトシキリ泣イタ。
ドウシテ明ルク、ソノアタリガ見エテイタノダロウ。
小サナ火ガ、ト思イナガラ眠ル夢ニ、
友人ノ妹ガワタシニモ見エタ。 死ンダヒトヲ夢ニ見ルノハ、
ヒサシクナイコトダッタ、ト思イナガラ、
ワタシハ書イタ、ワタシノ問題。 「純(ひと)」トイウ題ノ詩。
水ハ 異界。
(純は妹の名前。万葉歌では「ひと」と詠む。なぜひとは詩を書くのでしょう。ただ、自分のなかでバランスを取りたかったから、と思います。)