2017年10月1日(日)

水牛だより

そこここで金木犀が香る東京の日曜日。酔芙蓉の大きな木にはたくさんの花が咲いています。咲いたばかりは真っ白。時間がたつにつれて淡いピンクから濃い紅色にまで色づいてきます。花は一日でおわり。おしまいに近いのは花びらが閉じて濃い紅色をしていて、次の日にもそのまま木についていたりしますが、ほんとうに酔っ払っているような風情です。太陽に当たることによって、しだいに赤くなっていくというのが真相のようですが、歩きながら美しい酔っぱらいに見惚れます。

「水牛のように」を2017年10月1日号に更新しました。
大野さんの原稿の冒頭にあるように、「10月は休む傾向が」ある、つまり原稿の数が少ないのは今年も当たっているようです。これまで考えたことがありませんでしたが、何か理由があるのでしょうか。まあ、10月はたそがれの国ではあるのです。とはいえ、先月はお休みだった人が復活していたりするので、ひどく少ないというわけではありません。じっくりと読んでください。

次の更新のときには衆議院選が終っています。日本の政治はもう一歩凋落への道を進んでいるかもしれませんが、日々は続きます。

それではまた!(八巻美恵)