日曜日の春の本格的な雪にはびっくりしましたが、今日の東京は雨です。あまりにも変わりやすい天候というものも、不穏な世界と無関係ではないのかもしれません。
「水牛のように」を2020年4月1日号に更新しました。
杉山洋一さん、室謙二さんだけでなく、みなコロナウイルスの影響を受けています。わたしの周辺はまだほんの少し呑気さがただよってはいるものの、いまの政府のもとではお先真っ暗ですね。
夜眠る前に『日々の子どもたち あるいは366篇の世界史』(エドゥアルド・ガレアーノ 久野量一訳 岩波書店 2019)を少しずつ読んでいます。昨夜は8月30日「行方不明者(デサパレシードス)の日」。短いので全文をどうぞ。
行方不明者とは墓のない死者、名前のない墓。
さらに、
天然の森
都会の夜の星
花の香り
果物の味
直筆の手紙
時間を無駄に過ごせる古いカフェ
路地のサッカー
歩く権利
呼吸する権利
安定した仕事
確実な年金
格子のない家
鍵のないドア
共同体の感覚
そして常識。
来月も無事に更新できますように。
それではまた!(八巻美恵)