洗濯物をベランダに干していて感じること。このごろは風の強い日が多くて、洗濯物が静かに竿から垂れていることがあまりありません。いつだって風にひるがえって踊っています。毎日のように天気がせわしなく変わることと関係がありそうだと思っていたら、夏の前なのに、ついに台風までやってくるとは!
「水牛のように」を2023年6月1日号に更新しました。
今月はコロナによる規制がなくなったので、友人たちと久しぶりに会う機会が増えました。コロナウイルスはまだいなくなったわけではないので、それぞれが気の済むように気をつけて。数年ぶりという人もいて、おしゃべりがはずみました。会って話すとき、ことばは話す人の身体から、そのときの即興として出てくるようで、話す人のからだそのもののように感じられます。書くことは、話すときとはちがって、ことばはしっかりと固定されます。しかし、固定されることによって、話し相手だけではない(そして書く人自身だけではない)人たちにことばが開放されていくのだ。というようなことを考えた今月です。話すこと、書くこと、読むこと、みな必要ですね。
それでは、来月もまた!(八巻美恵)