2026年3月1日(日)

水牛だより

2月は日曜日ではじまり、それから28日、きっちり4週間だったので、日曜日はじまりのカレンダーはちょうど4列におさまるという美しさ(?)でした。ですから、3月のはじまりも日曜日です。アメリカとイスラエルがイランを攻撃というニュースに、暖かすぎる東京ののどかさがどこかに消えていきました。

「水牛のように」を2026年3月1日号に更新しました。
いにしへのにほひ。桜のおなら。匂。薫。これからの桜の季節がだんぜん楽しみになってきましたね。
「教育の名言」でとりあげられている佐藤信夫『レトリック感覚』を知ったのは、佐藤正午の『鳩の撃退法』で引用されていたからでした。『鳩の撃退法』にはこれだけでなく、『ピーターパンとウェンディ』(J・M・バリー 石井桃子訳)、『劇場』(サマセット・モーム 瀧口直太郎訳)、『虞美人草』(夏目漱石)などからの引用があります。『ピーターパンとウェンディ』は引用だけでなく、その古本が特に重要な役割で登場していて、ストーリーそのものもおもしろいのですが、小説の構造、レトリックの魅力に没頭しました。
小説に引用されている本がとてもおもしろそうに思えて読んでみることがあります。期待どおりのこともあり、引用されている小説でのほうがよりおもしろいと思うこともあり、引用は奥が深い。

それではまた来月に! ひと月後の世界はどのようになっているのでしょうか。(八巻美恵)