2022年9月1日(木)

水牛だより

99年前の関東大震災を思い起こせというように、雷鳴が轟いている夕方、雨が降って、昼間の暑さから急激に涼しくなりました。9月と聞くと、秋だなと思ってしまいますが、今年の9月はどうなるのでしょうか。台風11号は見たことのない動きをしています。

「水牛のように」を2022年9月1日号に更新しました。
コロナウィルスもコロナワクチンと呼ばれているものも、依然としてわからないことだらけです。しかし感染するひとは増えて、しばらく前には知り合いの知り合いだったのが、知り合いにまでせまってきています。西大立目祥子さんの感染と看護と介護の報告を読んで、母と娘のお二人の回復に安堵したと同時に、人は見捨てられて生きているのだという実感を強く持ちました。酷暑の夏でも、これは冬の旅といえるのではないでしょうか。
イリナ・グリゴレさんのはじめての著書『優しい地獄』が出てひと月あまり。刊行を記念して、人類学者の奥野克巳さんとイリナさんとのトークイベントがあります。題して「オートエスノグラフィーの可能性」。明日、9月2日19時からです。楽しみですね。アーカイヴ配信もあるようです。

それでは、来月もまた更新できますように!(八巻美恵)