2023年5月1日(月)

水牛だより

雨という予報が見事にはずれて、五月らし陽射しの午後です。やはり五月の訪れはこうでなくては。男性を含む旧友たちと、いまごろが盛りのライラックの花の美しさについてのメールが飛び交うのは、信州の高校時代にごくふつうに目にした花だからです。

「水牛のように」を2023年5月1日号に更新しました。
若松恵子さんと篠原恒木さんは、どうやら同じ日にボブ・ディランのライヴ会場にいたようですね。そして、下窪俊哉さんは戸田昌子さんの自宅でのトークライヴに登場しました。この日の夜は外出していたので、おしまいのところしか聞けなかったので、こうして文字の記録として残るのはうれしいことです。人がもともと持っている関係性が、少しだけ、水牛で具体的に明るみに出てくるのも楽しい。トップページのイラストもそんな楽しさを伝えてくれます。
生きていればどうしてもやってくる90歳代の自分を想像することはあまりありませんが、なんとなくイヤな感じはつきまといます。それはほぼこの国の政治のせいです。死ぬことに安心できないから、人は終活などということも考えてしまうのでしょう。この水牛も、誰かに引き継いでもらおうかなとふと思ったりもしますが、きょうのような美しい午後には、気持ちよく「死ぬまで続ければいいのだ」モードです。

それでは、来月もまた!(八巻美恵)