いままでの目的には器楽が優先する。
小音楽形式(一個以上の楽器のため)
スケッチ、性格的小冊、子供用音楽。作曲家の私的気分の反映。形式革新をともなうことあり。
技術の熟練をそだて、しめすための練習曲。
大音楽形式
ソナタ、四重奏曲、オーケストラ組曲、シンフォニー。世界観や宗教的闘争の表現、また「純粋」形式の提示。音楽素材の自己発展(音楽するよころび)
場所――演奏会場
映画音楽――説明的、気分描写
歌曲
演奏会場で専門家により、受身のききてに対して演奏される。主観的、感情的。
バラード
感傷的、英雄的内容。主として英雄を歌う。
合唱曲
個人的表現を機械的に集団に移す。たとえば百人が「こんなにかなしいのはどうしたことか。私にはわからない」と歌う。
多声合唱曲
上とおなじ。
オラトリオ
聖書や古典説話からの宗教的題材にもとづく大音楽形式。また時には、ただ叙情的小曲の集成。
オペラ、オペレッタ
オラトリオとおなじ音楽形式の集成。舞台効果をねらい、必要に応じて中断。
劇音楽
気分的で幻想をかき立てる。
非自立的。
作曲家
個性
スタイル
演奏家
純粋供給者の性格
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あたらしい目的には歌が優先する
小音楽形式(一個以上の楽器のため)
音楽的・論理的思考力の素材と訓練のために、技術の熟練をそだて、しめす。
大音楽形式
教育劇や映画音楽などでの典型の素材。また政治集会の実用音楽。さらに、ありきたりの音楽上演の破壊にむかう。場所――演奏会場
映画音楽線―音楽的注釈として。
大衆歌、闘争歌
街路で、労働の場で、集会で、大衆自身によって歌われる。
ふるい立たせる作用。
バラード
社会批判。ありふれた音楽の皮肉な引用も多い。
合唱歌曲
労働者合唱団が大衆歌、闘争歌の大衆による学習を担当する。
多声合唱団
理論的文章の学習と提起を可能にし、教育劇のモデルをつくる。
教育劇
多声合唱曲、バラード、器楽間奏をならべる。自立した舞台上演も可能。
オペラ、オペレッタ
社会批判、風俗描写とありきたりのオペラ効果の破壊。
劇音楽
音楽的注釈。自立した要素として。
作曲家
専門家
多様な書法をマスターしている。
演奏歌
消費者の性格
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